洋画トランス・ワールド感想。無駄のないSFファンタジー
おすすめ度 | ★★★★★ |
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ジャンル |
SF サスペンス ファンタジー |
タグ | 〇〇するまで出られない部屋 |
【概要】 人里離れた森の中で、夫とドライブ中にガス欠になり、ガソリンを買いに行った夫を待つサマンサは、同じように車のトラブルで立ち往生しているトムに遭遇し、無人のキャビンで一緒に夫を待つことに。
監督 ジャック・ヘラー |
戦果稼ぎのお供にプライムで見る動画探してたら、レビューが妙に気になったので視聴。
驚きました・・・・まったく予備知識ナシで視聴し始めたのですが、物凄い「掘り出し物」的映画でした!
予算は俳優さんのギャラくらいかな(それもメイン出演は4人(笑))・・と思えるほどの低予算映画なのですが、「金のかかり具合」など全く関係ないくらい良い映画です。
ほんと、「大金かければいい映画になるというものではない」というのを改めて実感する作品です。
最初、道に迷った男女に殺人鬼が襲い掛かる・・・みたいな、ありきたりなスプラッター映画だと思ったのですが、全然違いました(笑)
道に迷った男女3人、現代風の青年と、どこか古風な女性、そしてワルっぽい女(実際殺人犯だけど)。
まったく関連のなさそうな男女が、次第に一つの「線」で繋がってゆく・・・・・・。・・・・ネタバレすると非常にもったいないので自重しますが、このストーリー展開は見事としか言いようがありません。
ラストシーンの「違う未来」を生きるあの女性。「ほんのささいなきっかけで人生変わるんだよ」というメッセージ性が心に響きます!
全くノーマークの映画が実はすごく良い映画だった・・・こういうのがあるから映画は楽しいですね。
オススメです!
2013年製作の映画でレビュー通りホントに予算少なそうだなって今振り返ると端々で感じるけれど、正直気にならないくらいには面白かった。
登場人物3人が不気味な小屋に取り残されるっていうSF・サスペンスもの。
スプラッタではないので苦手な方は安心して欲しい。
ホラー要素もない。
- 夫の両親の元へ向かっていたサマンサ
- 友人に会いに行く途中で事故ったトム
- 彼氏と言い合いになり逃げてきたジョディ
この三人を中心に話が進みます。
現代の若者らしく論理的ながらも女性に優しいトムと淑女らしく落ち着いたサマンサ、そこに荒っぽいジョディが加わり、ストレスフルな状況ながらも通じ合っていきます。
その過程で、というか序盤から違和感を得る節々が中盤一気にわけのわからない謎として彼らを混乱に陥れるも、終始淡々としていて見やすい。
正直、内容話すともはやネタバレしかないくらいに不必要なものを削ぎ落としたシンプルさなのでこれ以上書けない。
気になるなら見て。
ある一定のラインまで謎が提示されたら多分この手の映画やアニメ好きにはラストまで予想がつくでしょう。
違和感の謎が徐々に解け、答え合わせの感覚が心地よい
STEINS;GATEとか好きな人は楽しめると思う作品で大変満足でした。
主演の一人、スコット・イーストウッドはクリント・イーストウッドの息子だった。
どうりで見たことある顔だと思ったんだ。