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マンガ「『死ぬくらいなら辞めれば』ができない理由(ワケ)」感想

私は昔、飲食店に勤めていました。

 

全国にチェーン展開している大手飲食店です。

勤めていたのは地元で独立し、地域で10数店舗展開している会社でした。

 

朝10時に出勤し、昼のピークを終えて休憩します。

退勤は夜中1~2時でした。

 

休日は月に実質4日ほど。

 

この生活を4か月続けていたら、目の前にトラックがうなりを上げて近づいていました。

 

危うく死にかけました。

普通ならその時点で休職するか、退職を真剣に考えると思います。

 

しかし、私はそれをしなかったんですね。

 

その理由がこの「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由(わけ)」に書いてありました。 

 

と言う訳で本日は、

「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」感想

を私の体験談とともに書いていきます。

 

【目次】

 

 

月に約400時間労働していた当時の話

勤務時間は1日15時間

冒頭にも書きましたが、私の当時の勤務はこんな感じ

 

AM10:00 出勤

AM11:00 勤務開始

AM12:00 昼ピークタイム

PM01:00 休憩(事務処理&雑務)

PM17:00 勤務再開

PM20:00 夜ピークタイム

PM23:00 接客しつつ閉店準備

PM24:00 閉店&業務報告作成

PM25:00 退勤→売上を納金

勤務は10時間で計算

(8時間+残業2時間)

 

拘束時間「15時間」のうち、勤務時間として記録されているのは「10時間」でした。

しかし、休憩時間と設定されている5時間で店舗運営に関する雑務や業務報告作成をしておりました。

 

また、駅近くであったためアイドルタイム※でも人が殺到することがあり、接客や調理に駆り出されることが多々ありました。

 

※アイドルタイム

昼のピークタイムが終了し、一人で接客から調理まで行う時間帯のこと。

主に14:00~17:00ごろの時間帯。

 

人前に出て接客・調理することが主な時間ではなかったものの、休憩が休憩ではなかったです。

 

また閉店間際に唐突に全席が埋まったりすることもありました。

そのときは閉店準備が遅れ、退店が2時近くになることも。

 

月の休日はだいたい4日ほどだけど、実質休みなし

私は当時、店長代理として小規模店舗に勤務していました。

 

お昼をパートさんに手伝ってもらい、夜の時間を閉店の24時まで一人で回す。

たまに夜に学生アルバイトさんに来てもらっていました。

 

この店舗は会社の中で一種の登竜門のようなお店です。

 

一人で運営し、すべてのことをマスターすることで、

  1. 接客スキル
  2. 調理スキル
  3. 運営スキル

を磨く場所でした。

 

私もここでかなり鍛えられた実感があります。

 

しかし、当時の私の上司はもっとスパルタでした。

 

「接客がなっていない」

「調理が遅い。もっと早く」

「食材管理について学べ」

 

こういった忠告ののちに、

 

「スキルも知識も足りないんだから、休みの日にも出てきて勉強しろ」

 

とよく言っていました。

 

当時は若かったですから体力にものを言わせて休日も別店舗に出勤し、先輩や同僚の下でスキル・知識を学びました。

 

そのおかげである機会に別店舗に助っ人にいったとき、以前の上司に、

 

「成長したねえ」

 

と言われて嬉しかったことを覚えています。

 

しかし、それと引き換えに得たものは2か月間休みなしの現実でした。

 

400時間勤務の果てに待っていたものは、トラック

  • スキルを身に着け
  • 知識を学び
  • 上司・会社に貢献する

「お客様のために」

その果てに待っていたのは「トラックとの正面衝突しかける」ことでした。

 

前章の店舗から会社事情でより大きい別店舗にいたときです。

 

連日の長時間勤務で心と体を休める暇がなかったころ。

深夜の国道を車で帰宅していました。

 

丑三つ時で車どおりはほとんどありません。

 

車に乗るときはそれほど眠気を感じていませんでした。

 

しかし、再び目を開けたときには目の前にトラックがけたたましいクラクション音と一緒に近づいていました。

 

「やばい!!!」

 

そう思ってハンドルを切り、危うく難を逃れたのです。

心臓が今にも破裂しそうになっていたのを覚えています。

 

古い軽自動車でしたから、何倍も大きいトラックとぶつかったらひとたまりもありません。

 

逆に、人を轢いていなくてよかった――。

そして、こうも思いました。

 

「あそこで事故っていたら、仕事行かなくてよかったかな」

 

その日は大型駐車場を持つコンビニで仮眠し、朝方帰りました。

 

私にとって一番の問題は、こんな出来事があっても、

 

「休職・退職しようという選択肢が思い浮かばなかったこと」

 

です。

 

結局、退職したのは体調と精神を壊しきったころでした。

 

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)

ここまでお読みになって下さったあなたは不思議だと思います。

 

「どうしてそんな状態なのに、休む(辞める)選択ができなかったの?」

 

と。

 

しかし、当時の私にとってそれは「できないこと」ではなく、

 

「思いつきもしなかったこと」

 

だったのです。

 

これは「死ぬ辞め」の中にも書いてあります。

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元気なときには見えていた、

  • 休職する
  • 退職する
  • 転職する

などといった様々な選択肢も、

 

「選択肢の先の見えない不安」や

「ほかの人もやっているから・・・」

 

といった理由から「まだ大丈夫」の考えで自分を蔑ろにするうちに、

 

など様々な要因で気が付かないうちに

 

「現状維持」以外の選択をする判断力を失わせるのです。

 

私は上の漫画部分を読んだときに、「これは自分のことだ」と思いました。

まさしく、「みんなと同じように」「働く」以外の選択がなかったのです。

 

私が許容できる労働量もストレス耐性も仕事の容量もまったく違うのに、おかしいですよね。

 

みんな「仕事をする体力・心の強さはみんな同じだ」となぜか信じているのです。

 

会社を辞める(休む)心のSOSは?

「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由(ワケ)」の中で心のSOSを、

  1. 突然涙が出てくる
  2. 動けない
  3. じんましんが出る
  4. そのほか

と紹介しています。

 

私は②の動けない、でした。

朝起きて異常にだるく、手足が動かなかったです。

 

なんとか支度して車に乗り込みましたが、アクセルが踏めず、会社のある方向へハンドルを回すことができなくなっていました。

 

「そんなことあり得ないでしょ」

「行きたくないだけでしょ」

 

そう思われるかもしれません。

私もその日が来るまでそう思っていました。

 

自分の体くらい自分の意志で動かせる、て。

 

しかし、あり得ないなんてあり得ない。

実際に私がそうでした。

 

今これらの症状が出ているあなた、それは正常です。

すぐに病院へ向かわれることをおすすめします。

 

がんばらない勇気

涙とともに目からウロコがでたのがこの話でした。

 

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会社は組織です。

組織である会社には自分以外にも働く人がたくさんいます。

 

その人たちがいっぱい働いているからと言って、自分もそれに合わせて働かなければならないという訳ではないです。

 

必要なことはやらなければなりませんが、それは

  • 業務の範囲内
  • 自分の健康が損なわれない範囲内

のみです。

 

周囲に気を使って自分に鞭打ってがんばっても、自分が傷つくだけです。

 

「みんながやっているから」という相対的評価ではなく、

「自分がどうなっているか」という絶対的評価で判断したいですね。

 

まとめ

この記事でお話したことを

「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由(ワケ)」

では「汐街コナ」さんの見やすいイラストにより描かれています。

 

【本編目次】 

  1. 昔、その気もないのにうっかり自殺しかけました
  2. なんで死ぬまでがんばりすぎちゃうの?
  3. 心のSOSに気がついて
  4. がんばらない勇気
  5. 自分の人生を生きるために
  6. 世界は本当に広いんです
  7. 自分を犠牲にしてがんばりすぎちゃう人へ

 

各章末には精神科医として活躍される「ゆうきゆう」先生による解説付きです。

 

ゆうきゆう先生についてはTwitterや「マンガで分かる心療内科」で有名なのでご存知の方も多いかもしれませんね。

 

【教えて!ゆうき先生Q&A】

  1. いったいどこまでがんばればいいの?
  2. 心を病むのはその人が弱いから?
  3. 心療内科メンタルクリニックはどの段階で行けばいいの?
  4. 初めての心療内科
  5. 追いつめられるとなんで「死ぬくらいなら辞めればいい」ができないの?
  6. ブラック企業で働いている家族を辞めさせる方法
  7. 会社を辞めたいけど、家族に理解されない。どうすれば?

 

私はこの本を、

 

「今の会社、本当にこのまま働いて大丈夫なの?」

「この会社以外に働く場所ないし、がんばらなきゃ!」

「息子/娘が立派に会社人やっているけど、どうも様子がおかしい・・・」

 

と思っているあなたに読んでほしいです。

 

もしかしたら死んでしまうかもしれない未来からあなたやお子さんを救えるのは、

 

一番身近なところにいるあなただけです。

 

 

Twitterや各書店で大反響を呼び起こしています

 

ゆうきゆう先生の漫画はアニメにもなりました